ソーヴィニヨン・ブラン リード クラウセン 1STK 2020 (ノイマイスター)
5,900円(税込6,490円)
葡萄品種 Sauvignon Blanc 100%
ソーヴィニヨン・ブラン
辛口 白 750ml
アルコール度数 13.0%
酸度
残糖度
ワイン
ほのかにエキゾチックでスモーキーな香り。南国系、パイナップルや熟した桃、マンゴー、ミントやユーカリの香り。
味わいは凛とした骨格があり、梨の熟したようなジューシーな果実味、メロンやパイナップルのニュアンスもある中で塩味、ミネラル、酸味のバランス、余韻も長く、素晴らしいストラクチャーを備えるワイン。
ワイナリー
私たちのブドウ栽培及びワイン造りには、品質への要求と同様にこだわりがあります。声高に叫んだり、自らを目立せようという風潮がある時代に、あえて私たちは長期的な、サステナブルな方法でエレガントなワインを地道に作っています。
私たちのワインは、内面の静けさと複雑さを併せ持つ、動的でいて深いワインです。
シュトラーデンはオーストリアの南東、火山地帯のスティーリアという場所にあり、地中海気候とパンノニア気候が交わる特別な場所です。
地中海とアルプスの影響で、日中の気温は高く、夜の温度は下がります。
年間降雨量が900ミリという雨の多い地域のため、ブドウの生育期が長く、遅い収穫が可能になります。
決して恵まれた気候環境ではありませんが、この中で私たちは急な斜面にある、無数の小さな区画でブドウを育てています。
栽培面積は合計30ヘクタールに及びます。
この地域のブドウ畑の特徴は、石灰を多く含む堆積岩で、大きく分けて2つの異なった起源に由来します。
一つは、砂岩と、化石を含む石灰岩でおよそ1100万年前にスティーリア全体に広がっていた干潟だった場所が隆起した土壌と、もう一つ、より広い範囲に及ぶ土壌ですが、第三紀の三角州に、アルプスからサルマット砂利とチャート石灰が堆積した地質です。
スティーリアは個々のミクロクリマが広がる、無数の小さな区画の畑が特徴です。
多くの区画は50年以上経っており、ブドウはStockkulturという棒仕立てで栽培しています。
非常に骨の折れる作業で、非効率に見えるかもしれませんが、私たちはこの複雑で、手間暇かけるやり方を自分たちの信念の表れだと思っています。
2013年から、有機農法を取り入れており、長年にわたり一緒に働いてきたチームとともに、日々努力しています。
収穫は選別しながら手作業で行い、20キロまでの小さな容器を使ってブドウを運びます。ワイナリーに到着するとすぐ、選別テーブルに運ばれ、2次選別を行います。
これがブドウ収穫作業の最終段階で、畑での長期に及ぶ作業がひと段落し、ほっと一息つける瞬間です。
細かな作業を行うことで、長い醸しの時間(時には数日)が可能となります。
厳しい天候の年であってもグラビティ―システムを使ったセラーでマセラシオンを行います。
自然な抽出により、果汁はストレスなく果実の成分をしっかりと保つことができ、ワインに深みと多層を与えます。
また起伏のあるこの地域の地形のおかげで、重力を利用したワイン造りを行うことができます。
セラーで行うことは最小限です。ブドウの中に存在するすべての成分が果汁として取りこまれます。
天然酵母を用いた自然発酵は畑のティピシティー(個性)を引き出し、個性的なワインを生み出します。
ワインはゆっくりと時間をかけて静かに酵母と、澱とともに寝かされ、それぞれのワインに最も適したタイミングでボトリングされます。